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第9回 大学開設50周年を記念して

150周年コンセプト

2020年に学院創立150周年を迎えるにあたり、4つのコンセプトを策定しました。
学生・生徒、教職員、学院関係者、そしてこれまで学院を支えてくださった多くの方々と共に150周年の節目を祝いたいと願っています。

1. For Others

フェリス女学院の教育理念「For Others」は、永い歴史のなかで自然に心の中で形をなし、 モットーとして受け継がれています。多様化する社会の中でFor Othersの精神がともし火となり、社会に希望をもたらす存在としてあり続けるために、その使命を果たしていきます。

2. キリスト教 ―真理と自由―

フェリス女学院は、「キリスト教の信仰に基づく女子教育」を建学の精神とし、時代を切り拓く教育を行ってきました。混沌としたこの時代の中で、多くの人のために役立ち、人々が平和で豊かに過ごすことができる世界をつくる学問とは何かを考えます。


3. 女子教育 ―日本を変える女性たち―

女性宣教師キダーによる創立から150年の時を経て、女性の地位は歴史と共に大きく変わりましたが、フェリス女学院は女子教育を堅持していきます。自由かつ主体的に判断のできる女性が増えていくことによって日本は変わっていく、と私たちは考えるからです。


4. 横浜 ―世界から横浜へ、横浜から世界へ―

横浜は1859年に開港され、日本の玄関、貿易都市として発展を始めました。その先進的な 文化の窓口であった横浜の地で、横浜と共に歴史を刻んできたのがフェリス女学院です。
これからもこの横浜の地から世界に発信し、横浜で育った女性を世界に送り出していきます。

 1870(明治3)年に、アメリカ改革派教会の宣教師メアリー・E.キダーにより、日本で最初の近代的女子教育機関として始められたフェリス女学院は、2020年に創立150周年を迎えます。キリシタン禁制の高札が掲げられていた時代に、キリスト教の信仰に基づく教育を志し、誰もその意義や必要性など考えなかった時代に女子への教育を始めたことは、まさに時代を切り拓くものでした。数名の生徒で始まったフェリスは、現在までに約42,000人以上の卒業生を世に送り出し、150周年の節目の年を迎えようとしています。

150周年記念事業統括委員長 学院長鈴木 佳秀

150周年記念事業統括委員長
学院長鈴木 佳秀

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