ホーム > フェリス女学院の今 > 学びの風景 > 代々受け継がれていく取り組み 上級生リーダーの活動

聖書を通して教えを学び、自ら考える

 上級生リーダーとは、慣れない大学生活に不安を感じている新入生に寄り添い、サポートすることを目的に集まった学生たちです。2・3年生の有志によって構成され、主な活動として、入学直後に開催される「Ferris WelcomeDay」の企画・運営を担います。キャンパスに親しみ、新しい仲間と打ち解けるきっかけとなるようなイベントを作り上げようと、開催の4か月前から準備を始め、月に1〜2回のペースで打ち合わせを重ねてきました。

■「今度は自分が助ける側になりたい」という志が原動力

 上級生リーダーに応募する学生の多くは、自分自身が新入生だった時に、上級生リーダーに親身に相談に乗ってもらった経験があります。そういった学生たちに共通しているのは、「今度は自分が助ける側になりたい」という志。学科ごとに話し合って活動目標を決める際には、「壁を感じさせないようにしたい」「この人になら安心して頼れると思ってほしい」「どういう雰囲気の先輩なら気軽に声を掛けやすい?」など、新入生の目線に立った意見が飛び交いました。

■プロジェクトをやり遂げる経験を通じ、人間として成長

 「Ferris Welcome Day」は学科ごとに開催するので、内容には各学科の特色が出ます。例えば、音楽芸術学科では楽譜を用いたアイスブレイクを行うなど、新入生にとっても興味・関心のある内容になるよう工夫を凝らしていました。
 新入生が主役の「Ferris Welcome Day」ですが、上級生リーダーにとっては、自分たちが学んできたことを見つめ直し、学科の魅力として発信する絶好の機会でもあります。学科のメンバーの中で意見が合わなかったときにどう方向性をまとめていくかなど、ひとつのプロジェクトを仲間と一緒にやり遂げた経験は、必ず人間としての成長に繋がるでしょう。

当日のプログラムに必要なスライドも上級生リーダーが作成

[ 上級生リーダーの声 ]
●新入生と仲良くなれるだけでなく、同級生や先輩との繋がりもできる良いきっかけでした。来年も挑戦したいです!
●親しみやすいお姉さん的存在をめざし、臨機応変に対応できたと思います。
●コミュニケーションが苦手で不安もあるなかでの挑戦でしたが、打ち合わせも当日も積極的に活動し、新入生とも仲良くなれました。
●全体の進行はスムーズに進められましたが、一人ひとりへの対応に関しては反省点もあります。来年も参加し、この経験を活かしたいです!
[ 新入生の声 ]
●上級生リーダーの方がとても面白く、説明も丁寧。良い1日を過ごせました。
●キャンパスツアーの案内が楽しかったので、来年ぜひ上級生リーダーに挑戦したいです!
●上級生リーダーの先輩が頼もしくて格好良かったです。自分も、未来の後輩の不安を解消するお手伝いをしてみたいと思いました。

開催後には4か月の活動を振り返るミーティングを実施

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