ホーム > フェリス女学院の今 > 学びの風景 > 先輩の体験談から将来を考える~卒業生に聞く~

聖書を通して教えを学び、自ら考える

■活躍する卒業生への憧れが生徒の背中を後押しする力に

 高校卒業後、どのような道を歩み、どのような人をめざすのか。本校では、生徒一人ひとりが主体的に自らの生き方を探り、卒業後に進む方向を選び取ることを大切にしています。
 それを支え実現するための進路指導、キャリア教育の一貫として実施するのが「卒業生に聞く」と題したプログラムです。2013年からスタートした当プログラムは、J3~S2を主な対象として、社会で活躍する卒業生を招き、キャリア観や人生観を語ってもらう内容。生徒たちは将来を考えるためのロールモデルとして、さまざまな困難を乗り越えて活躍する卒業生から多くを学びます。そんな「社会人編」と合わせて、2020年からスタートしたのが、生徒にとってはより身近な、現役大学生から話を聞く「学生編」です。大学で学ぶ魅力や進路選びの考え方など、具体的なヒントが込められた内容となっています。
 世代を超えて、すべての卒業生のメッセージに底流しているのは、自らに与えられている賜物を他者のために用いようとするあたたかさと、後輩への愛にあふれたエールです。

■自分らしく生きるための価値観や考え方を育む

 「めざす仕事や進学先を見つけるだけでなく、人生で何を大切にするのか、社会でやるべきことをどう見つけるのか。そういった部分を生徒たちには学んでほしい」と語るのは、進路指導部長を務める水谷順一先生。
 登壇する卒業生は、社会人・大学生を問わず、活躍する業界や専門分野は多様性に富んでおり、当日には海外とオンラインでつなぐことも珍しくありません。生徒たちもその話からさまざまな影響や気づきを得ているようで、卒業生との個別相談には、多くの参加希望者が集まります。
 激動する時代の中でも変わらずに、社会を生き抜いていくフェリス生たちの姿。彼女たちに自然と浸透している“For Others”の理念がこうして次の世代へと受け継がれていくのです。

生徒たちの将来について語る水谷先生

[ 社会人編 ]
●会社員 兼 ピアニスト 兼 ピアノ教室運営
●NPO法人運営 兼 ガラス作家
●公認会計士
●JICA職員
 ほか、公務員・医師・薬剤師・弁護士・
 研究職・記者 など
[ 学生編 ]
●東京外国語大学 言語文化学部(学部生)
●横浜国立大学 経済学部(学部生)
●東京大学 農学部(大学院生)
●東京医科歯科大学 医学部(学部生)
●京都大学 法学部(学部生) など

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