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中高の国語教育

■43名の生徒が参加する実践的な学びの場

 「自分たちの場所として、生徒が考え、実現していく実践的な学びの機会にしたい」という校長の方針のもと、43名の生徒が参加しているプロジェクト。デザインを担うコアメンバー、設備・ごみ問題を検討するサポートメンバー、活動を記録・発信する取材メンバーの三つのグループに分かれ、それぞれが役割を持って活動しています。
 コアメンバーは、インテリアデザイナーによる4回のワークショップを通してデザイン案の作成を進めました。生徒たちが掲げたコンセプトは、さまざまな人が使いやすく談笑できる開放感のある生徒ホール。「ひとりでも、みんなでも、ちょうどいい。」そんな生徒ホールにしたいという発想は、自立したフェリス生らしい目の付けどころです。その実現に向けて、ワークショップでは課題の特定や空間・家具の採寸といった現状把握を行い、その後、4班に分かれてデザイン案と資料を作成しました。最終の第4回では各班が発表を行い、全体で一つの案にまとめる作業を行いました。

■「より良い場所にしたい」熱意とこだわり

 生徒の話し合いは良い意味で遠慮なく活発に意見が交わされており、コアメンバー同士の信頼関係や雰囲気の良さ、そして、より良い生徒ホールにしようとする強いこだわりが感じられました。最終的に全員一致の案には至りませんでしたが、対話の中で他者の考えを理解し、自らの考えを見直していく過程こそが、深い学びとなりました。生徒の一人も「意見の対立はマイナスなことのように思えますが、それは参加した全員が『より良い場所にしたい』という並々ならぬ熱意とこだわりを持っている証拠だと感じ、むしろ嬉しさがこみ上げてきました」と振り返っています。
 業者へのプレゼンテーションでは、コアメンバーの代表生徒が自らの言葉で考えを伝えました。プロフェッショナルな方々に向けて提案を行ったことで、「相手に伝わる言葉の選び方や論理的に説明を組み立てる力の必要性を強く感じた」「学校の中だけでは得られない経験ができた」と伝達力や表現力の重要性を改めて実感できたようです。

■対話・協働・挑戦こそが、生徒にとってかけがえのない学び

 コアメンバーの活動は一区切りとなりましたが、サポートメンバーは今後も自動販売機の設置やごみ問題などの課題解決に取り組み、取材メンバーは活動の記録と学校ホームページ「フェリスの丘より」での発信をしていく予定です。プロジェクトメンバーは、全校生徒や未来のフェリス生の姿を思い描きながら、より良い空間づくりに向けて歩みを進めています。9月の完成まで活動は続きますが、完成だけが目的ではなく、その過程で生まれた対話・協働・挑戦こそが、生徒にとってかけがえのない学びとなるでしょう。

備品・家具などの色の選定風景

生徒がプレゼンで提示した図面
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