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2023.01.20

法 人

歴史資料館からのお知らせ

ジニー・ブースの遺品を寄贈いただきました

このたび、2代目校長ユージン・S.ブースの娘ジニー・ブースの遺品がフェリスに贈られました。ジニーは1885年に横浜で生まれ、1905年まで日本で生活しました。その後再来日し、1911年から1年間本科1年の英語を教えました。
2019年にジニーの孫スティーブ・ジョンソン氏が来校された時、祖母が日本からアメリカに持ち帰った遺品の寄贈をお申し出いただきました。その翌年、受贈のために訪米する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため延期となり、ようやく2022年12月に本学院の教員と資料館職員が訪米し、直接受け取ることができました。

この遺品はジニーの娘ルース・キャンベル・ジョンソンが受け継ぎ、ルースの子供たちが祖母の思い出とともに大切にしてきたものです。その後、カンザスシティ在住のマリリン・ウッズ氏(スティーブの妹)が全てを保管していました。

100年以上前の品々ですが、褪色が少なくカビも無く、大変良い状態で保管されていました。幼い頃のジニーが遊んだと思われる雛人形や下駄のほか、錦絵、九谷焼の皿など全部で約90点あります。『フェリス女学院関連英文小冊子集』(フェリス女学院150年史資料集 第6集)所収の「The Day the Emperor Smiled at American Girl」(ジニーが1960年ごろ娘ルースに語った日本の思い出)に記されている、皇室から贈られた品5点も含まれています。

マリリン・ウッズ氏宅で一点一点確認し、私たちはその家族の思いと共にこれらの品を受け取りました。今後資料館に順次展示していく予定です。

梱包作業の様子は、現地のラジオ局の取材を受けました。
ラジオ局のHPに掲載された記事のリンク
https://www.kcur.org/arts-life/2023-01-06/after-100-years-a-trove-of-japanese-antiques-returns-home-from-kansas-city

歴史資料館事務室

持ち帰った品々
持ち帰った品々
梱包作業風景
梱包作業風景
左からNate Woods、相原教頭、Steve Johnson、Marilyn
                Woods、Julie Denesha(ラジオ局記者)、鈴木
左からNate Woods、相原教頭、Steve Johnson、Marilyn Woods、Julie Denesha(ラジオ局記者)、鈴木

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