

2026年3月10日、1年間の探究学習の成果をまとめた「探究発表会」を初めて実施しました。
現在、中高では「探究学習を通して勇敢な先駆者になる」ことを目標に、探究的な学びの充実を図っています。J1〜J3の「総合的な学習の時間」、S1の「総合的な探究の時間」では、生徒の興味・関心を育み、対話と協働を大切にしながら、探究学習に取り組んでいます。
2025年度は、J1は「ジェンダー・ギャップ」をテーマに探究学習の基礎を学びました。J2は「生命倫理」または「環境倫理」を題材に、論証型レポートを作成しました。J3は企業から与えられたミッションに応える提案を行い、実社会と繋がる探究に挑戦しました。アカデミックウィークでは一部の企業にも訪問しました。S1は10のテーマから興味・関心に応じてグループを組み、文献調査だけでなく、アンケートや実験など多様な方法で情報を収集し、独自の探究を進めました。
発表会当日は、J1・J3・S1がポスターを用いて、J2がスライドを用いて発表しました。カイパー記念講堂では、J3・S1による口頭発表と、海外研修の報告が行われました。生徒たちは自らの言葉で学びを語り、会場のあちこちで対話が生まれていました。
また、フェリス女学院大学や星薬科大学、北里大学、東京理科大学の先生方をお招きしました。研究の第一線に立つ先生方からの、鋭くもあたたかな質問に、生徒たちは真剣に向き合っていました。多くの保護者の方にもご参加いただき、専門的な問いかけがなされる場面もありました。生徒たちは、多様な考えに触れながら、学びを深めていました。
発表後には、自らの学びを振り返る時間を設けました。多くの下級生が「先輩のように、文献だけでなくアンケートや実験を通して情報を集めたい」と語り、新たな目標を抱いています。一方で、探究の問い立ての難しさや主体的に取り組むことへの戸惑いを感じる生徒もいました。こうした迷いは、自律的に学問を追究する者が最初に出会うものです。生徒たちは探究の過程を通して、学問の醍醐味に触れたとも言えるでしょう。4月からは、新しい学年での探究学習が始まっています。生徒たちは、今回の発表会で得た手応えと期待を力に、自らの探究の世界を切り拓いていくことでしょう。その姿は、本校が大切にしてきた「学問の尊重」を体現しています。
※フェリス女学院では、中学校をJ、高等学校をSと呼称・記載しています。
※アカデミックウィーク:中高で2025年度から開始した取り組み。
期間中は、大学教員による講義、企業訪問など、生徒が実社会や学問の世界に触れるプログラムが用意されています。

J1の課題展示

カイパー記念講堂での口頭発表

体育館でのS1ポスター発表