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フェリス女学院の歩み

さらなる発展

成長するフェリス
 戦後経済の発展のもと4年制大学をめざす女子が増加し、学院でも大学と短期大学に分かれた高等教育を再編成することが認識されていましたが、校地不足は常に懸案事項でした。1980年代後半に入ってから高等教育再編計画が本格的に始まりましたが、やはり山手の大学・短期大学校地では面積が不足することが判明しました。そこで、大学の1・2年生の教育を行うための校地を新たに確保し、1988年横浜市泉区に緑園キャンパスを開設、短期大学家政科が発展改組し文学部国際文科学科となりました。翌1989 年には音楽学部を開設し、1990年短期大学を廃止しました。
1997年、文学部国際文化学科は国際交流学部として独立しました。また、緑園キャンパスでは、新しい教育に対応した校舎の増設や設備の充実を図り、文学部が緑園に全面移転し(以後音楽学部3・4年次のみ山手)、大学事務部も緑園に統合しました。この間に大学院の設置と整備も進められました。
 中高は、1993年1学年4クラス体制、定員180名に増員され、2002年には新1号館が竣工し、2014年新体育館、2015年新2号館の完成によって教育環境の整備が一段落しました。

 2020年に創立150年を迎えるフェリス女学院は、現在、中学校・高等学校、大学(文学部、国際交流学部、音楽学部と大学院3研究科)を有する組織となっています。また、これまで世に送り出した卒業生は42,000人を超え、社会の各分野で活躍しています。同窓生は中高「白菊会」、家政科「りべるて」、文学部・国際交流学部「りてら」、音楽学部「F グループ」に組織され、学院を支えています。
 フェリス女学院は150年に及ぶキリスト教と女子教育の伝統を受け継ぎ、その存在意義をさらに高めようとしています。そして、中学校・高等学校、大学とも、建学の精神「キリスト教の信仰に基づく女子教育」と教育理念「For Others」に基づき、より高度な教育を実現するよう努めつつ、社会の変化に対応して革新を進めています。

開設当時の大学(山手キャンパス旧3号館)

開設当時の大学
(山手キャンパス旧3号館)

大学緑園キャンパス

大学緑園キャンパス

中学校・高等学校

中学校・高等学校

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